
実務翻訳者に必要なスキルを紹介します。
経済や産業構造の国際化が進む中で、海外との文書のやりとりは、あらゆる業種、あらゆる業務レベルで増えています。一般的なビジネスレター、会社案内、製品カタログ、マニュアル、仕様書、研究成果のレポート、特許関係の文書、内外政府に提出する書類、年次報告書、企画書、契約書などもその一端です。企業はまた、熾烈な競争を勝ち抜くために、世界中からできるだけ大量にかつ、迅速に技術革新につながる最新の情報を得ていかなければなりません。多忙な研究者のために、彼らをサポートするのも実務翻訳者たちの仕事です。
実務翻訳には、ビジネス・ラテイィングからテクニカル・ライティング、学術系の翻訳まで、多様な内容が含まれています。海外に進出する日本企業のほかにも、日本市場に参入してくる外国企業もありますので、翻訳のニーズも、外国語から日本語、日本語から外国語の両方について、発生してきます。
実務翻訳者を必要としているのは、一般企業だけではありません。各国の大使館から自国の紹介文書、各種団体からの定期刊行物、官公庁からは通達文書、大学からは論文など、翻訳の需要は尽きることはありません。また、多様な分野に広がっています。最近では翻訳ソフトの精度も大分向上してきていますが、繊細でこなれた訳文はやはり人間の独壇場です。仕事は一般に、企業から翻訳会社を通して発注されますが、翻訳者が個人で企業から直接依頼されることもあります