出版翻訳者になる方法を紹介します。
出版翻訳者になることは意外と簡単です。
翻訳者になりたい人はたくさんいますが、本当に翻訳ができる人は極めて少ないため、実力さえあれば需要は多くあります。
では、プロの翻訳者として成功するためのポイントとして重要なのは、むしろ日本語力です。
しっかりした日本語の文章力や読解力が身についている人は、外国語力も伸びます。
逆に、日本語があやふやな人は、翻訳はできないと思っていいと言えます。
どんなに外国語が得意だからと言っても、母国語以上に上達することはありえません。
読者は小説が読みたいがために、本を買います。
外国の小説を、一つの優れた小説として違和感なく日本の読者に読ませる力、翻訳を意識させずに読者を引き込むストーリーテリング力、翻訳者にはこのような日本語力が求められます。
不明な箇所があれば、徹底的に調べ上げ、読者に対する責任をきちんと果たす姿勢も欠かせない。
「この部分の意味がよく分からないので、あとは編集担当者さんよろしく」では、通用しない世界です。
極端に言えば、小説を訳すには、小説家として、論文を訳すには研究者として文章を書く、そのぐらいの覚悟か必要になります。
修行と研鑽が必要なのは他のすべての技術と同様に、一流の作品にできるだけ多く触れるということは、翻訳者になるための勉強においてもとても有効な手段です。
出版翻訳者を目指す人にとっては、優れた翻訳者の手による訳書は、この上もない生きた教科書です。
実力アップのポイントは、そのような一流の訳書をとにかくたくさん読破することです。
できれば原作と日本語訳とを比較しながら、読み進めてみましょう。